1970年にリリースされたデレク・アンド・ドミノスの唯一のアルバム。米国のサザンロックに傾倒していた頃のエリック・クラプトンが、現地シーンで活躍していたミュージシャンと結成したこのバンドは、端正なソングライティングに根ざしたオリジナル曲やブルースのカバーなど、発表当時に全14曲を収録。サポート参加したデュアン・オールマンの見事なスライドギターは、本アルバムでの聴きどころで、ふくよかなサウンドに結実した。タイトルにも伺えるように、クラプトンの切なく狂おしい恋愛体験をもとに制作されたことで知られる"Layla"をはじめ、"Why Does Love Got to Be So Sad?"など、ラブソングの演奏はタイトでありながらも、ほとばしるような情熱に満ちている。
その他のバージョン
- ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
- クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング
- バッファロー・スプリングフィールド
- デュアン・オールマン
- ジェフ・ベック