1969年のUSツアーを記録したライブアルバム。ブライアン・ジョーンズに代わってミック・テイラーが参加した初めてのツアーという事情もあり、全体のグルーヴ感はやや控えめ。チャック・ベリーのカバーが2曲入っている以外は「Beggars Banquet」と「Let It Bleed」から主に選曲され、オリジナルよりも少し遅めのテンポでアレンジされているものが多い。とはいえ、当時はまっさらの新曲だった"Midnight Rambler"や"Sympathy for the Devil"での殺気だった演奏は鮮烈。ヒット曲のオンパレードが当たり前となった昨今のライブショーとはまた違う、当時のバンドの息遣いを映し出した歌と演奏は実に貴重だ。
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