DRAGON

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『VITAMIN』(1993年)のアシッドハウス路線をさらに推し進めた5作目のアルバム。メンバー主導の制作体制の下、国内シーンの動向にとらわれることなく、自分たちのやりたい表現を徹底的に追求した。ミニマルなビートが押し寄せる「ムジナ」に象徴されるように、テクノがまだ一般に浸透していなかった時代に、このサウンドをメジャーシーンで堂々と提示した事実には今なお驚かされる。しかしアンダーグラウンドにとどまることなく、ポップアイコンであり続けられたのは、彼らの破格でユニークなキャラクターがあってこそ。ピエール瀧が出演していた子ども番組のエンディングテーマ「ポポ」は、自然とテクノを体験したキッズ世代が、後のテクノシーンを支えるリスナーへと育っていくきっかけにもなった。五島 良子の美声が天上の響きのように降り注ぐ「虹」は、電気グルーヴ屈指の、そして日本のテクノ史に燦然(さんぜん)と輝くアンセムとして絶大な支持を集め続けている。