

50年以上のキャリアを通じ、はっぴいえんどやYELLOW MAGIC ORCHESTRA、ソロ活動をはじめとする多彩なプロジェクトで、日本のみならず世界の音楽シーンに多大な影響を与えてきた細野晴臣。前作『HOCHONO HOUSE』から約7年半ぶりとなる通算23作目のスタジオアルバムでは、パンデミックの混乱や、AIによって激変する音楽制作を背景に、日本的な感覚である“心からの思いやり”や“慈悲”を現代的なものとして見つめ、未知なる音楽を切り開いている。ドゥーワップグループ、The Moonglowsの名曲に自作の日本語詞を付けた「Sincerely」、リスト『愛の夢』の「第3番」のメロディをハミングで心地よく紡ぐ「Humming "Dream of Love"」、ベートーヴェン『交響曲第7番』の第2楽章を織り込んだ「Figlio Perduto」をはじめ、無垢(むく)な響きをたたえたトイエレクトロニカ「Note of Mothership」や、エレクトロアコースティック「Happy Holiday」などを収録。パーソナルな作品世界とエバーグリーンな創造性がどこまでも広がる。