

デビュー作『JAPANESE GIRL』から50年を経てリリースされた記念碑的アルバム。年末恒例の『さとがえるコンサート』の主要メンバーである小原 礼(B)、佐橋佳幸(G)、林 立夫(Dr)からなるバンドを中心に制作された。マペットを用いたトークテレビ番組のテーマソング「生きものたちへ」には、すべての人の生き方にそれぞれ価値があるというフェアな精神が込められている。また、『君に会いたいんだ、とても』(2023年)でコラボレーションした宇宙飛行士、野口聡一やその家族との交流も色濃く反映されており、「うちゅうから」はそうした温かな繋がりから生まれた1曲だ。「うちゅうから」「THE RIVER」の2曲には、2003年生まれの気鋭アーティスト北村蕗がアレンジで参加し、繊細なエレクトロサウンドで新風を吹き込んだ。細野晴臣や松 たか子といった豪華ゲストとのデュエットも自然に溶け合い、人間から宇宙まで等しく見つめる、矢野顕子の壮大な世界に包まれる。