Solo Monk (Expanded Edition)

Solo Monk (Expanded Edition)

独特の間や不協和音、いびつともいえるリズム感を使いこなし孤高ぶりを誇示していたセロニアス·モンク。しかし本作では、そうした異端の色を消すかのように譜面上の音符に寄り添い、正面からピアノと向き合う。スタンダードを中心とした親しみやすい曲で構成。中でも、ミュージカル曲でも知られる冒頭の"Dinah"では、ラグタイムピアノでおなじみのストライド奏法が用いられ、いにしえの酒場をイメージさせる、古きよき時代の産物として柔らかな音を紡ぎ出す。いつものモンクにはなじめないリスナーにはうってつけの1枚とされているが、彼のファンにもいつもと違う音の景色に触れられる機会となった。

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