

「ケツメイシの基本コンセプトは、皆さまの日常に寄り添える塩こしょうのようなスタイルを目指しております」。RYOJI(Vo/MC)は、メジャーデビュー25周年の節目を飾るアルバム『ケツノポリス14』についてApple Musicに語る。「今回のアルバムも例に漏れずコンセプトを大切に制作させていただきましたが、なにぶん年を重ねましたので、柔らかに、穏やかに、じっくりと寝かせた泡盛のような経年変化が意図せず反映されているかと思います」 2025年5月より3人体制となったケツメイシは、レゲエとテキーラをモチーフにしたパーティーチューン「君とレゲエにテキられて」で、これまでと変わらないノリを打ち出している。一方で、切なくも前向きな「海岸線サイダー」や、年齢と経験を重ねてきた者ならではの説得力を宿した「我が者達よ」など、喜怒哀楽を余すことなく歌い上げる熟成した感情表現に、歩みを止めないグループの変化を感じさせる。「皆さまの台所に常にある、塩こしょう! そんな作品ではありますが、ながら聴きのお供にしていただけましたら、メンバー、スタッフ一同幸いでございます。皆さまに許される限り、無理せず手を抜かず、これからもケツメイシらしい作品を作らせていただこうと思っております。長きにわたりケツメイシにお付き合いいただきありがとうございます」。ヒップホップ、レゲエを土台に、ポップスからバラードまで、バラエティに富んだ楽曲が笑顔の花を咲かせる本作について、ここからはRYOJI、RYO(MC)、大蔵(MC)のメンバー3人に全曲を解説してもらおう。 和の心 RYOJI:今の日本を大切に思い真剣に向き合うことこそが、日本を愛し守ってきてくれた方々への敬意になるのかなって思うから、もっとちゃんと本気で考えなきゃだね…。 One step RYOJI:朝は良くも悪くもリセットボタンだと思う。昨日の余韻に浸り過ぎずにしっかりと切り替えて、新たな気持ちでスタートできたら毎日楽しいかも。 HIGH JUMP 大蔵:音源からインスピレーションを頂いて、気付いたら飛び跳ねてました(笑)。皆様におかれましても、今年は何かを飛び越えた先に新しい世界が見えてきますように。 どうしようも無いぐらいに RYOJI:人類は新たなものを求め続けて、凄まじいスピードで進化する道を選び続けてきたけど、これ以上はヤバいのかも…。逆にこれだけ進化しても、全く変わらないもの。むしろ、それが一番価値があるのかもね。 海岸線サイダー RYO:日々の生活に恋やときめきなど、もはや存在し得ない50代中年男性。そんな灰色中年男性も、若かりし日には人並みに恋愛や甘酸っぱい経験をしたものです。そんな忘却の日々を、「思い出」を装い無理矢理ホジくり出した曲。思い出は思い出のままであれ! もし RYO:物事は思いの強さとその熱量に左右されます。大体、自分がダメだろうなと思ったらダメだし、イケると思えばイケるものです。分かってはいるのに基本マイナス思考な自分に、自戒の念を込めて作った曲。できると思えばできる! 我が者達よ RYOJI:ごく普通の出来事を爆笑や感動や幸せにアップグレードしてくれる仲間や家族は、やっぱり人生最大の宝物だよね。少なくとも今の自分にはそれ以上に価値のあるものを見つけることはできてないです。 君とレゲエにテキられて RYOJI:「お酒は元気の前借りなんで!」うちのマネージャー唯一の名言です(笑)。だから前借りは上手に使わないとね! 得るものもあれば、失うものもあるから。 パワーオブボイス 大蔵:色々と難しい世の中ですが、一人一人の小さな声も集めて束ねていけば、大きな力、形になる…。そんなすてきな世の中になりますように! ノスタルジー酒場 RYOJI:遊びも仕事も一生懸命にやるのは意外と大変。若いころは何でも新鮮で寝る間も惜しんで遊んでいたけど、大人ももっと真剣に遊ばないとなって思う。 くやしいよな RYOJI:本気で落ち込んだり、悔しがっている人を励ますのって難しいよね。こればっかりは技術や経験ではないのだろうし。隣で寄り添うこと以外はすべて嘘っぽく感じてしまう。 泣いても笑って RYOJI:七転び八起き的な感じかな? どれだけ泣いても最終的に笑えれば、それは成長した証だし、必ず良い思い出に変わってくれるって信じましょ! 偶然見た夕陽 RYOJI:見に行った〇〇より、偶然見た〇〇の方が何か記憶に残ってたりしませんか? その時にイヤフォンから良い曲なんか流れたりしたら次の日までニヤニヤしちゃいそうだし(笑)。 LIVE LOVE LAUGH RYOJI:ぼーっと木を眺めていた師匠が、ふと「あの木があの位置で曲がっているのは…」と呟いたのを思い出す。すべての事には理由があるのだと自然が教えてくれる! 笑顔の大人達 RYOJI:たくさん笑う大人達に囲まれた子供達はもっと笑う大人達になって、そのまた子供達はもっともっと笑う子供達になる? そう単純でもないかも。だけど、そう願いたいね!