Wishbone

Wishbone

4作目となるスタジオアルバム『Wishbone』のリリースを発表する声明の中で、コナン・グレイは誰にも内緒でアルバムを制作していたことを明かした。2024年のアルバム『Found Heaven』に伴うツアーの期間中、公演が終わると思いつくままにラフなデモを作り、その楽曲をデビューアルバム『Kid Krow』(2020年)のプロデュースを手掛けたDan Nigroに聴かせていたという。そうした楽曲は聴衆の存在を意識することなく作られたからこそ生まれた繊細さを帯び、最終的に『Wishbone』の土台となった。アルバムの中のグレイは胸の内の思いを解き放ち、大人の世界へ足を踏み入れている。 美しいボーカルと耳に残るメロディを融合させる持ち味はそのままに、グレイは日々の思いをストレートにつづり、良くも悪くも人生を変えた恋愛について歌いあげる。力強い「This Song」では、相手が誰であろうと関係なく、恋人への愛の言葉は面と向かって口にするよりもメロディに乗せる方が楽だと打ち明ける。その一方で、遊び心あふれるホーンで幕を開ける「Romeo」では、スライドギターやリズミカルなグルーヴとは裏腹に、「君のせいで生きる気力が奪われた(You took away my will to live)」と苦々しい思いをのぞかせている。

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