

K-PopグループLE SSERAFIMの5作目のミニアルバム『HOT』は全編を通して“愛”がテーマとなっている。ポップミュージックの世界では珍しくないが、これまで「FEARLESS」(怖れを知らない)「ANTIFRAGILE」(芯の強さ)や仲間と過ごす「Perfect Night」を歌ってきたガールズバンドにとっては、どちらかというと未知の領域だった。グルーヴ感がありつつも抑え気味なタイトルトラック「HOT」では、愛のためなら何でもする、と言わんばかりに、「たとえ灰になっても幸せよ/だから今夜は抱きしめて/ボニー&クライドのように(재가 된대도 난 좋아/So tonight 안겨 네 품 안에/Bonnie and Clyde it, oh)」と歌う。そして「Come Over」ではダンスフロアの相手に言い寄り、「Ash」では「ハートに火をつけて(Light the flame)」と恋人をけしかける。 『HOT』全編に流れる激しいイメージとは対照的に、サウンドは比較的穏やかで、3作目のミニアルバム『EASY』に見られた往年のヒップホップや、ノリのいいクラブチューンに合わせてメンバーが踊る4作目『CRAZY』とは一線を画している。作曲陣には「FEARLESS」「ANTIFRAGILE」を手掛けた韓国の音楽ユニット、13の他、“hitman” bangことHYBEの創業者パン・シヒョクが名を連ねる。またメンバーのYUNJINが「HOT」「Ash」「So Cynical (Badum)」で、同じくメンバーのEUNCHAEとCHAEWONが「So Cynical (Badum)」でクレジットされている。