ファーストフルアルバム『Armageddon』の大成功により、4人組グループaespaは新たなステージに進んだ。それから5か月、5作目となるミニアルバム『Whiplash』は、得意のダンスミュージックをベースにしながらも、よりシックでスタイリッシュな6曲が並び、現実世界からバーチャル空間まで変幻自在に活躍する彼女たちの大胆で自信に満ちあふれた姿がにじみ出る。パワフルなヒップホップの「Kill It」「Pink Hoodie」、ドリーミーなR&Bナンバー「Flights, Not Feelings」、ロックテイストなポップソング「Just Another Girl」など、多様なサウンドを網羅しながら、自分たちの意思を曲げないaespaの力強さが全体を通して伝わってくる。とりわけ、タイトルトラック「Whiplash」は、しなやかな鞭（むち）のような激しいビートがリスナーの内部に響きわたる近未来的なダンスチューン。刺激的なハウスサウンドは、妖しい雰囲気を漂わせながらもクールで、優雅な気品さえ漂わせ、アルバム全体のコンセプトを体現した一曲となっている。