

AIR JAMの成功もあって大人気バンドにのし上がったHi-STANDARDは今作でパンクというジャンルを大きく超えた支持を受け、海外を含めたセールスは100万枚を突破するに至った。そのポップでメロディアスなサウンドにはさらに磨きがかかり、日本のロック史に残る「STAY GOLD」を筆頭に、「STANDING STILL」「DEAR MY FRIEND」「GLORY」など数々の名曲を収録。さらにBlack Sabbathの「CHANGES」をポップにはじけさせるなど、カバー曲のセンスも相変わらず秀逸である。アルバムの中盤以降はボサノヴァやドゥーワップ風のアプローチなど彼らにしてはやや実験的な側面も見られ、こうしたところは当時の3人が制作にのびのびと取り組めたことを示す一方で、若さと勢いだけではなくなった事実も感じさせる。1999年発表の通算4作目で、レーベルのPIZZA OF DEATH RECORDSが独立した後の初作品でもある。第1期の到達点といえるアルバムだ。