

邦題は「離婚伝説」。元妻との離婚の慰謝料稼ぎのために作られたという背景もあり、リリース当時はずいぶんと酷評されたようだ。しかし、ディープハウスやデトロイトテクノを経過した耳で接すれば非常に興味深い作品となる。「I Want You」で獲得した音楽性を発展させた、艶っぽく物憂げなマービン流ジャジーファンクが聴ける"裏"ベストアルバム。シングルカットされた"A Funky Space Reincarnation"は、彼とPファンクの邂逅(かいこう)といった感触の8分以上にわたるファンクジャム。"You Can Leave,But It's Going To Cost You"などで聴けるトリッピーな感覚も本作の特徴で、ラフな質感のサウンドが逆に生々しく、本作の密度を高めているようだ。