

商業的にも大成功を収めた「Fleetwood Mac」、「Rumours」に続く本作は、当時2枚組という大ボリュームでリリースされた。リンジー・バッキンガムによるさまざまな試みがなされた作品で、同時にクリスティン・マクヴィー、スティーヴィー・ニックスらメンバー個々の創造性を発揮できる場としても機能した、バラエティ豊かな仕上がりである。"Think About Me"、"Sara"などクリスティンとスティーヴィーが手掛けた楽曲は、これぞマックと言えるような軽快で温もりのあるナンバー。実験的なタイトル曲を筆頭に"What Makes You Think You’re the One"のようなナンバーでは、ポストパンク/ニューウェーブからの影響がうかがえる。円熟と革新が同居する、黄金期のマックを象徴する大作。