

1969年、Apryl Foolのメンバーとしてデビュー以来、はっぴいえんど、ティン・パン・アレー、YELLOW MAGIC ORCHESTRAなど、数々のバンドやユニットで活動し、ソロアーティストとしても多彩な作品をリリースして日本のポピュラー音楽の礎を築いてきた細野晴臣。自らの活動と並行し、プロデューサー/作詞家/作曲家として多くのシンガーやアーティストに楽曲を提供してきた。音楽スタイルは実に幅広く、はっぴいえんど時代のロック、フォーク、ブルース、R&Bから、ティン・パン・アレー時代のポップ、ソウル、ワールドミュージック、そして、YELLOW MAGIC ORCHESTRAでのシンセサイザーを使ったテクノなど、旺盛な探究心で自らのルーツとなる音楽のサウンドを進化させながら、時代によってさまざまなトレンドを生み出した功績も大きい。特に、はっぴいえんどの盟友で作詞家の松本隆とのコンビで制作され、“テクノ歌謡”の火付け役となった1981年のイモ欽トリオのヒットシングル「ハイスクールララバイ」他、1980年代の松田 聖子、安田成美、山下久美子の楽曲、作詞家の売野雅勇と組んだ中森明菜のシングルなど、多くの楽曲がセールス的にも大きな成功を収めた。2000年代以降も、UAや星野源、YUKI、石川さゆりなど、幅広いジャンルのシンガーやアーティストに楽曲を提供し、またシティポップの世界的なブームを受けて、過去の楽曲が世代を超えて再評価を受けている。ここでは、細野晴臣が手掛けた代表曲をセレクト。優れたポップセンスで長年にわたって第一線に立ち続けるソングライター/ヒットメイカーの魅力を堪能しよう。