ヴァイオリンの世界

ヴァイオリンの世界

16世紀初頭の絵画の中に現在の形に近い楽器が描かれていることから、ヴァイオリンはこのころまでには存在していたと考えられている。その後、17世紀から18世紀にかけて、イタリア北部の街クレモナには、伝説的な名工、アントニオ・ストラディバリに代表される優れたヴァイオリン製作者たちが現れ、それ以来、この楽器の例えようもなく美しい音色と、多彩な表現を可能にする構造的な特性は、時代を超えて作曲家や演奏家たちの心をつかんで離さない。また、ソロ楽器としても、オーケストラの弦楽セクションの一部としても使われ、室内楽から大規模な管弦楽作品に至るまでさまざまなアンサンブルの中で輝きを放つヴァイオリンは、クラシック音楽に不可欠な花形楽器の一つとして高い人気を誇っている。

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