ニコラ・ベネデッティ

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ニコラ・ベネデッティについて

2004年、当時16歳だったヴァイオリニストのニコラ・ベネデッティは、シマノフスキによる『Violin Concerto No. 1』(1916年)を官能的に奏で、BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに輝いた。彼女はこのコンクールでのパフォーマンスで、しなやかで繊細な音色に、完璧なテクニック、そして聴衆を引き付けるステージでの存在感を強く印象付けた。1987年にノース・エアシャーのウェスト・キルブライドで生まれ、1997年からユーディ・メニューイン音楽学校で学んでいたベネデッティは、10代にして成熟したソリストとなっていたのだ。その類いまれな才能はテレビのドキュメンタリー番組でも取り上げられ、注目を集めた。 コンクールでの優勝から1年も経たないうちに、“イエローレーベル”ことドイツ・グラモフォンは、ベネデッティによる(ダニエル・ハーディング、ロンドン交響楽団との共演)シマノフスキの『Violin Concerto No. 1』をレコーディングし、続けざまにメンデルスゾーンの『Violin Concerto in E Minor』(1844年)を収録したアルバムもリリースした。特に、歌心にあふれ、小さな妖精を思わせるような雰囲気と優雅さを持つメンデルスゾーンのコンチェルトでは、ベネデッティの持ち味が存分に発揮された。そして20歳を過ぎた2010年にリリースされた、ブルッフの『Violin Concerto No. 1』とチャイコフスキーの『Violin Concerto in D』をカップリングしたアルバムは、穏やかさ、てらいのない解釈、そして優しい光を放つような華やかさが印象的な作品となった。 チェリストのレオナルト・エルシェンブロイヒとピアニストのAlexei Grynyukと組んでいるピアノトリオでの演奏を中心としたコンサート活動に加え、ベネデッティが熱心に取り組んでいるのが音楽教育だ。2019年にはベネデッティ基金を設立し、刺激的でエネルギッシュで革新的なワークショップや映像コンテンツを通じて、一つになること、感動を与えること、教育を施すことを目指し、活動している。

出身地
West Kilbride, Ayrshire, Scotland
生年月日
1987年7月20日
ジャンル
クラシック

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