

☞ 21世紀の5分の1が終わろうかという今頃になってアイアン・メイデンのプレイリストを作ることになろうとは思いもよりませんでした。「アングリー・バード」と「アイアン・メイデン」のハロウィンコラボということで、「メイデン入門」をつくるようお達しが参りました。アルバムでいうとデビューから7枚目「Somewhere in Time」までの楽曲を(のちのライヴ Ver.なども含めて)集めてみましたが、まあ、ファンからしてみたらトーシロウの選曲ということにはなりましょうか。にしても、面白いのは、初期の「エディ」(ジャケに出てくるマスコットですね)を描いたデレク・リッグスがそのキャラをパンクスをモチーフに描いたと語っているように、特に1stアルバムにおけるサウンドには微妙にパンクの影響も垣間見えて、音楽がパンク/ニューウェイヴを経て、ニューロマンティックからシャイニーな「ヘビメタ」(もしくはヘアメタル)へと移行していく1980年という時代の微妙な移り変わりが感じられて面白いですね。一見技巧派な印象もありますが、ライブ音源を聴くとリズムが結構ヨレたりして、案外朴訥なところもあります。キャラクターのエディがまさにどうであるように、おどろおどろしさとは裏腹に演奏も歌もどこかチャーミングなんですよね。長年ファンに愛されてきた理由もわかる気がします。リストの締めにおいた「The Trooper」は東京でのライヴです。大合唱でございます。日本のメタルファンをナメてはいけません。Image Courtesy of Rovio <2017.10.17>