はじめての 和田アキ子

はじめての 和田アキ子

若くして関西のゴーゴー喫茶で歌い始め、パワフルな歌唱で評判を呼んだ和田アキ子がデビューしたのは1968年、18歳のときだった。当初からソウル色の強い楽曲を好んで歌っており、”和製リズム・アンド・ブルースの女王”と称される。取り分け激しいビートナンバーとスケールの大きなバラードは人気が高く、低音域のヴォーカルの迫力や破格の声量は特筆すべきレベルだった。そんな豪快さの一方で、恋愛における繊細な心理や優しさを伴う感情も豊かに表現できる力量の持ち主でもあり、それゆえに曲調も幅広い。時代を超えて愛される歌を歌い続ける、稀有なシンガーである。

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