はじめての ヴィクトリア・ムローヴァ

はじめての ヴィクトリア・ムローヴァ

ロシア出身で、現代バイオリン界の最高峰の一角に君臨するヴィクトリア・ムローヴァ。1982年に、当時最難関の一つとして名高いチャイコフスキー国際コンクールで優勝を飾り、一躍世界から注目を集めるようになった。恵まれた音楽性によって、ポップスやジャズなども含む幅広いジャンルの音楽を、エレガントで洗練されたスタイルで紡ぎ上げてゆく。研究熱心なことでも知られ、近年は古楽器やその演奏方法に根ざした解釈にも積極的に挑戦。中でも、近年に発表した一連のJ.S.バッハ作品集で見せたしなやかで自然体の解釈は、世界中で高い評価を得ている。