はじめての リゲティ・ジェルジュ

はじめての リゲティ・ジェルジュ

100台のメトロノームのための「ポエム・シンフォニーク」、キューブリック監督の映画音楽に使用された管弦楽曲 "Atmospheres" など、リゲティの音楽は難解でありながらも、さまざまな形で耳にすることがある。そのシャープで現代的な印象、エッジの効いた音楽は、まさに20世紀を表現するものだ。アフリカ音楽などの民族音楽からインスピレーションを得た「ピアノのための練習曲」も、アフリカの打楽器を聴いているようで楽しい。「バイオリン協奏曲」は、前衛的な手法で書かれており、多数の楽器、多様な奏法を使い、色彩的で活発な音楽である。