はじめての ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

はじめての ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

世界最高のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。1882年創設の当団は、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンといったドイツ系の巨匠を歴代の首席指揮者に迎え、持ち前の重厚で輝かしいサウンドに磨きをかけ続けてきた。20世紀末以降は、イタリア人のクラウディオ・アバドや、イギリス人のサイモン・ラトルがその任にあたったことで国際化が進み、サウンドにもしなやかさや柔軟性が加わった。2018年からロシア出身のキリル・ペトレンコが首席指揮者を務めることでさらなる注目を集める楽団の軌跡をたどる。