

ヒップホップとR&Bを自由に行き来する、プエルトリコ・サンフアン生まれのラッパー、バッド・バニー。トラップやハーフステップ系の浮遊感に富むプロダクションを得意とするトラックメーカーでもあり、自身の作品ではアートワークも手掛けるなど多才な一面を持つ。彼のトラックに欠かせない最大の武器はレイドバックしたラップ。同郷のオズナやJ. バルヴィン、カロルGといった歌手とのコラボレーションでも、その柔軟なラップが全面に生かされる。De La Ghetto、Farruko、Mambo Kingzを含むラッパーとの交流も頻繁に行い、多数の共演作を通してプエルトリコのヒップホップシーンに新風を巻き起こしていると言えるだろう。