おすすめプレイリスト
- Invasion of Privacy · 2018年
- nadie sabe lo que va a pasar mañana · 2023年
- K-POP - Single · 2023年
- MIA (feat. Drake) - Single · 2018年
- Un Verano Sin Ti · 2022年
- Dakiti - Single · 2020年
- Un Verano Sin Ti · 2022年
- nadie sabe lo que va a pasar mañana · 2023年
- Yonaguni - Single · 2021年
- MALA SANTA · 2017年
必聴アルバム
- 「曲作りをするときは、自分自身と環境をしっかり整えてからやりたいんだよ」と、バッド・バニーはアルバム制作の過程についてApple Musicに語る。「でも、将来的にやりたい良いアイデアを思いついたら、それはその時になるまで取っておく」。多様なスタイルの融合に挑んだ先進的なアルバム『EL ÚLTIMO TOUR DEL MUNDO』を含め、2020年には3つの新作アルバムを発表しファンを喜ばせたバッド・バニー。それだけに、このラテン界のスーパースターが音楽作品やその他に関する次の活動計画を立てるまで、少し時間を置いたところでそれは許されることだっただろう。WWEで実際にプロレスラーになる夢をかなえたり、俳優業も始めてブラッド・ピッドと共演したりする間に、バッド・バニーは、ビーチでモスコーミュールを飲みながら過去最高に多彩なフルレングスアルバムの制作に取り組んだ。“君のいない夏”という意味を持つアルバムタイトルと、カバーアートに描かれたハートのキャラクターの表情は、悲しい男のモードを示唆しているようにも見えるが、『Un Verano Sin Ti』のコンセプトはそれどころか究極のサマープレイリストになっている。「楽しいヴァイブスのアルバムだよ」と彼は言う。「俺のキャリアで一番ハッピーなアルバムになったと思う」プエルトリコとドミニカ共和国でレコーディングされた本作には、前作『YHLQMDLG』の大半を占めた、意気揚々としたレゲトンモードの曲が数曲入っている。「Efecto」と「Un Ratito」は、近々大ブレイクが予想されるラウ・アレハンドロとタッグを組んだ「Party」と並び、レゲトンダンスのペレロにおあつらえ向きのナンバーだ。そうした陽気なレコーディングの場所に忠実なサウンドがある一方で、本作『Un Verano Sin Ti』は定番のスタイルから離れ、予期せぬ変化として、ボサノヴァを融合した「Yo No Soy Celoso」や、ジャマイカ発祥のリズムであるデムボウを取り入れた「Tití Me Preguntó」といった新たなラテンサウンドも提示する。また彼は、ドミニカ共和国の首都であるサントドミンゴという環境を、エネルギッシュなマンボを取り入れた新鮮な曲「Después De La Playa」で活用。「素晴らしいミュージシャンがそろったバンドを雇ったんだ」と、彼は路上で演奏をしているパフォーマーたちとの曲作りについて語る。「それは俺のカルチャーの一部だからね。カリブ海のカルチャーの一部なんだ」。さらには家族のような親しい関係のChencho Corleoneやジャイコから、意外なゲストともいえるBomba EstereoやThe Maríasまでを迎え、アルバム『Un Verano Sin Ti』には、才能あるラテン系アメリカ人のアーティストたちが幅広く参加している。そしてその中心にカリスマ的なバッド・バニーを据えたアルバムなのである。
- 「世間がこれらの楽曲を受け入れてくれたこと、そしてファンのみんなが楽しんでくれて、大切に思ってくれることを光栄に思う」とバッド・バニーはApple Musicに語る。その曲とは、4年に一度の閏日(うるう日:2/29)にサプライズリリースされたアルバム「YHLQMDLG」からの2つの先行ヒットシングル"Ignorantes”と"Vete"を指している。アルバムのタイトルは"Yo Hago Lo Que Me Da La Gana(俺はやりたいことをやる)"の頭文字からとられたものだ。そのタイトルをひっさげて、彼は2018年の「X 100PRE」に続く待望の新作でも期待に応えるべく、音の可能性をくつろぎながら楽しみ、模範的なラテントラップとレゲトンを提示した。さらに、ロックやグローバルポップの要素を取り込んで、それらのジャンルを新たな方向へと押し広げている。「X 100PRE」で、それほど多くのヴォーカルゲストはフィーチャーされなかったが、本作でバッド・バニーは、música urbana(アーバンミュージック)ならではのコラボレーション愛を受け入れ、数々の豪華なアーティストたちと共演している。1990年代のレゲトンのルーツに立ち戻ったかのような魅惑的な曲”Bichiyal"ではベテランのYaviahを起用し、"La Santa"では唯一無二のダディー・ヤンキーを指名。さらに、Mora and Sechのようなコンテンポラリー・ラテンR&Bのシーンをにぎわすアーティストともつながっている。ここではバッド・バニーが、アルバムからのお気に入りの楽曲や「YHLQMDLG」の制作に協力してくれた人たちについて、Apple Musicに語った。Si Veo a Tu Mamáいや、これは俺についての曲じゃない。すべての楽曲が俺の経験や実体験に基づいているわけじゃない。誰もが人生において恋に落ちるだろう。誰にでも恋愛関係がある。誰だって大切な人がいたはず。愛に関する曲を書くのはとても自然なことなんだ。俺たちはみんな毎日愛を感じているし、愛を共有しているんだから。La DifícilSubelo NEO(プロデューサーデュオ)とのコラボレーションで一番好きな部分は、彼らの才能なんだ。とても謙虚な人たちで、チームとしての仕事の進め方を知っている。彼らは俺が名声を築き上げてきた良いヴァイブスを理解しているんだ。俺はキャリアの初期に、そんなヴァイブスを共有していたからね。彼らの仕事や音が持つ温かみが好きなんだ。La Santaこれは俺にとって、とても特別なトラックだった。ダディー・ヤンキーとの仕事はいつでも栄誉だし、喜びでもある。俺は彼からスタジオでたくさんのことを学んできた。この曲にはすごくインスパイアされたよ。ダディー・ヤンキーと一緒に何かやる時は、いつだってエキサイティングで素晴らしく、とても幸せな気分で誇りにも思うんだ。Safaeraこれは俺がかねてからやりたかったもの。まさにプエルトリコの文化とレゲトンのルーツの一部なんだ。人生を通じての親友であり、一緒に音楽を始めた人間であり、最初から今日まで俺をたくさんサポートしてくれたDJ Ormaと一緒に作った曲だから特別なんだ。彼は俺と同じように、この音楽に惚れ込んでいた。こういったタイプのレゲトンやオールドスクールのペレオのリズムにね。Hablamos Mañanaこの曲は大好きさ。本作で最もエネルギッシュ、かつユニークなんだ。一般にロックミュージックには強さや感情がたくさん詰め込まれている。それが何であれ、俺は神が作らせてくれる音楽を作るつもりだ。ある時点でスペイン語のロックアルバムを作りたい気分になれば作るだろう。バチャータのアルバムを作りたくなれば作るのさ。
- 現在活躍する最もビッグで多忙なアーティストの2人、J. バルヴィンとバッド・バニーがタッグを組んでアルバムを制作するというだけでも十分に大変そうだが、さらに2人のライフスタイルがまったく異なるものだったという。「僕は朝5時に起きるんだ」とバルヴィンはApple MusicのZane Loweに語る。「そして、彼は朝5時に眠りにつく。僕がジムに行く頃、彼はベッドに入るんだ」 彼らはアーバンラテンミュージックシーンにおける奇妙な組み合わせといえる。経験豊富なコロンビア出身のレゲトンシンガーであるバルヴィンは、過去10年にわたって同ジャンルのレガシーに敬意を払い、それを前進させてきた。一方のバニーは大胆不敵な新進気鋭のアーティストとして華々しくスタートし、そのユニークさで瞬く間にスペイン語トラップシーンで名をはせた。2018年にEbro DardenのBeats 1の番組で初めて触れられた2人の意表をついたジョイントアルバムは、メガヒットしたCardi Bの"I Like It"でのコラボをきっかけに、互いに尊重し気遣うことで進められた。 突如、バイリンガルの同曲がチャートを制したことを受けて、「『何か一緒にやらないと』と思った」とバッド・バニーは振り返る。「異なるスタイルを持つ2人のビッグアーティストによるプロジェクトは、ラテンシーンでは前例がなかったんだ」 彼らの最初の出会いは、それぞれが身を置く結束の固いラテンアーバン・シーンだった。アルバムには彼らがブレイクする以前の楽曲も収録されており、その大半は2019年4月のコーチェラ・フェスティバル出演前に完成していた。バルヴィンとバニーは、現在スペイン語音楽で最も活況を呈するシーンをルーツとするアーティストで、2人とも作中で誇らしげに母国を代表している。その彼らによるアルバム「OASIS」での融合は、活気付くアーバンラテンサウンドにかつてない明るい光を照らしている。 "I Like It"や2017年のシングル"Si Tu Novio Te Deja Sola"のコラボにより2人の間に生まれた自然な化学反応は、本作に収録の新たな8曲でさらなる効果を発揮している。"QUE PRETENDES"では、タイトなレゲトンのグルーヴに腰をくねらせ歌うようなバルヴィンと、バウンスするバニーのラップが対照的だ。レトロな雰囲気の"MOJAITA"では、互いに異なる魅力的なテクニックが混じり合い、彼らの個性と人気を十分に体現するミックスに仕上がっている。"ODIO"では、爽やかなビートに乗せて感情の高まりは最高潮に達し、互いに鋭いヴァースを応酬。"YO LE LLEGO"は刺激的なサルサ風味のトラップで、"LA CANCIÓN”ではミュートしたレゲトンのDembowのリズムに、ジャジーなタッチが入り混じっている。 ジャンル分けを排除する事が、両者のコラボの重要な要因となったが、そのアプローチは「OASIS」にも継承されている。アルゼンチンの英雄的ベテランバンド、Los Enanitos Verdesが"UN PESO"にロックサウンドを加える一方で、Mr Eaziとのコラボ"COMO UN BEBÉ"では、ラテンアーバンとアフロビートの橋渡しをしている。バッド・バニーにとってこのプロジェクトは、単に異なる音楽スタイルをブレンドするだけのものではない。「ここにはそれを超越するメッセージがあるんだ」とバニーは語る。「僕やプエルトリコの誰かじゃなく、もっと大きなものさ」とバルヴィン。「僕らはただ自分たちのカルチャーを高めたかった。僕が勝てば、彼らも勝つ。僕らが勝てば、全員の勝利なんだ」
アルバム
- 2022年
- 2020年
- 2020年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2024年
- 2023年
- 2023年
- 2023年
- 2023年
- 2023年
アーティストプレイリスト
- プエルトリコのヒップホップシーンに舞い降りたマルチな才能を持つラッパー。
- プエルトリコ出身のレゲトンシンガー。コラボ作品も含む代表曲を映像で網羅。
- 真の個性派による、アップビートでグローバルなダンスポップ。
- 音楽シーンを率いるアーティストのインスピレーションとなった、サンプルの数々。
- 2023年
- 2023年
- 2023年
- 2023年
- 2022年
- 2022年
- 2021年
ライブアルバム
ベストアルバム、その他
- Benny Benni, Pacho & Pusho
- Miky Woodz
- Casper Mágico, Nio García & Darell
- Cosculluela
バッド・バニーについて
2020年初頭、バッド・バニーは当時のニューアルバム『YHLQMDLG』についてApple Musicのインタビューに答えている。彼のデビューアルバム『X 100PRE』(2018年)は、ラテントラップが持つ本来のスピリットを希釈することなく、見事なまでに世界各地のオーディエンスに届けたが、2作目はもっといいものを出さなくてはというプレッシャーを感じていたのか、という質問に対して、彼はこう答えた。「正直に言えばプレッシャーはない。逆に、全く“違うもの”にしたかった」。コラボレーターのJ. バルヴィンと同じく、“El Conejo Malo”(スペイン語でバッド・バニーの意)はラテンカルチャーの世界進出のシンボルとなり、彼独自の考えを突き詰めることで、現代ポップのイメージ、サウンドや流れを書き換えている。そもそもアルバムタイトルの『YHLQMDLG』は、スペイン語の“Yo hago lo que me da la gana”の頭文字から来ているが、それは、“自分のやりたいことをやる”という意味なのだ。1994年に生まれ、1990年代半ばにはプエルトリコのベガ・バハで幼少期を過ごしたバッド・バニー(本名Benito Martínez Ocasio)は、レゲトン、メレンゲ、サルサなど幅広いラテン音楽に夢中になった後、アメリカ生まれのヒップホップと出会った。彼の数々の代表作はただ単に伝統と未来志向、ラテンとグローバルを融合したものではない。曲の中に、個人の弱さ(「Vete」)や女性に対する性的暴力(「Yo Perreo Sola」「Bellacoso」)など、男性ラテン系アーティストにおける新たなテーマを描き出し、それによって彼は、LGBTQコミュニティや社会的前衛派のロールモデルであるとともに、よき理解者となった。さらに、Apple MusicのUp Nextアーティストにも選ばれたバッド・バニーは、2020年にはスーパーボウルでのパフォーマンスを行った。その時を振り返り、リハーサルに入るまでは、事の重大さをほとんど理解していなかったと述べている。いざ照明がついたときに、初めてピンときたという。「まさにそこにいたんだ」と彼は語る。「ついにここまで来たって感じで。信じられない。頂点まで上り詰めたんだ」
- 出身地
- San Juan, Puerto Rico, United States
- 生年月日
- 1994年3月10日
- ジャンル
- ラテン・アーバン