はじめての シモン・トルプチェスキ

はじめての シモン・トルプチェスキ

際立ってドラマチックかつロマンチックな表現が、瞬時にしてリスナーの心をつかんで放さない。その感性の一部分は生まれ持ったものでもあるかもしれないが、師匠の教えから得たものが大きいだろう。1979年、マケドニア(現北マケドニア)生まれのピアニストSimon Trpčeskiは、首都スコピエの大学で教壇に立っていたロシア出身のBoris Romanovの下で、ロシア音楽の伝統的な美学を身に付けた。2001年以降は世界的なコンクールで数々の賞に輝き、本格的なキャリアをスタートさせた。録音でもラフマニノフをはじめ、プロコフィエフやショスタコーヴィチなどロシアの作曲家の作品で高い技術を生かした堂々たる演奏を聴かせるが、その一方で、ブラームスやグリーグの楽曲では、繊細かつ豊かな表現力で詩情あふれる音世界を描き出している。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ