

サニーデイ・サービスが注目されたきっかけは、1995年発表のデビューアルバム「若者たち」だった。街を舞台にした青春の情景を描いたその音楽は、はっぴいえんどに代表される1970年代のロックの影響がうかがえるもので、以後の彼らは、その叙情あふれる歌世界によってシーンに旋風を巻き起こしていく。ヴォーカリストにしてソングライターの曽我部恵一による名曲群、優れたアルバムの数々、さらに飾らないルックスやたたずまい、精力的なライブ活動で、1990年代屈指のバンドとして深く愛された。2008年の再結成後も、コンスタントに活動を継続。その歌の文学性は、時が過ぎても色あせない。