

かつてのグランジ/オルタナやブリットポップのように、2010年代に世界的な音楽ムーブメントとなったEDM。その重要人物の一人が、スウェーデンが送り出したDJ/プロデューサーのアヴィーチーだ。18歳でキャリアをスタートさせた彼は、数々のプロジェクトやコラボによりダンスシーンで頭角を現し、2013年にデビュー。テクノやディスコからフォーク、ソウル、カントリー、レゲエまで融合し、エレクトロにして温かな肌触りを持ったポップなサウンドを世に送り出した。ジャンルの枠を超えて幅広い音楽ファンを魅了していた彼だが、2018年4月に28歳の若さで急逝。類い稀な才能を持ったカリスマの遺作となった楽曲の数々は、これからも世界中のフロアを盛り上げ続けることだろう。