はじめての アンドレイ・ガブリーロフ

はじめての アンドレイ・ガブリーロフ

並外れたテクニックに裏付けられたダイナミックで華やかな演奏と、穏やかな空気の流れや清らかな小川のせせらぎを思わせるような繊細な表現でリスナーを魅了する。ピアニスト、アンドレイ・ガブリーロフは、1955年、画家の父とピアニストの母の下、モスクワで生まれた。モスクワ音楽院で学び、1974年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝。同年のザルツブルク音楽祭で急きょスヴャトスラフ・リヒテルの代役を務めて喝采を浴びた。ソ連当局とのあつれきから国外での演奏活動を禁じられるという憂き目も見たが、1984年以降は国際的な活動を再開し、世界各地の主要なオーケストラや当代きっての指揮者たちと共演を重ねている。レコーディングにも積極的で、数々の賞に輝くなど、高い評価を受けている作品も多い。このプレイリストでは、バッハ、ショパン、ラフマニノフ、プロコフィエフなどの作曲家たちによるソロピアノのための作品やコンチェルトなどで、ガブリーロフのピアニズムを存分に味わうことができる。