- KING OF BEST · 2015年
- KING OF BEST · 2015年
- シングル・マン · 1976年
- KING OF BEST · 2015年
- 初期のRCサクセション · 1972年
- OK · 1983年
- KING OF BEST · 2015年
- ベストヒット清志郎 · 1988年
- KING OF BEST · 2015年
- ベストヒット清志郎 · 2015年
- ベストヒット清志郎 · 2015年
- BEAT POPS · 1982年
- ベストヒット清志郎 · 2015年
必聴アルバム
- 1980年4月に久保講堂で行われた公演を収めたライブアルバム。前作「シングル・マン」から4年ぶりのリリースであり、仲井戸麗市(Gt)、新井田耕造(Dr)、G2 (柴田義也:Key)を迎えた新体制がそろって、再デビューとしての役割も果たした本作では、ド迫力のロックバンドに変貌したRCサクセションの魅力が堪能できる。開幕を告げるバンドの自己紹介ソング"よォーこそ"、後年ロック史に残る名曲として認知されることになった"雨あがりの夜空に"、ジャンプナンバーに生まれ変わった坂本九の"上を向いて歩こう"など、全9曲を収録。ライブアルバムというフォーマットが演奏時の興奮の様子をダイレクトに伝える中で、ロック、ソウル、R&Bを日本語で独自に解釈し、破格のエネルギーを備えた楽曲が次々と放たれていく。80年代の日本のロックの幕開けを飾った一作。
- 1980年当時スマッシュヒットを記録し、バンドの代名詞となった"トランジスタ・ラジオ"を収録した通算5作目のアルバム。今作の誕生によって、彼らは音楽ファンにとっておなじみの存在となった。上昇気流に乗ったストレートなロックナンバーが並び、疾走感あふれる"ダーリン・ミシン"、どうしようもない自分をカラっとした歌と演奏で嘆くソウルバラード"いい事ばかりはありゃしない"など、以前から演奏されていた楽曲もフレッシュに響きわたっている。オーティス・レディングへのリスペクトが感じられる"Sweet Soul Music"では忌野清志郎らしさが全開。発売当初から録音状態の迫力不足が指摘されてきたアルバムではあるものの、むしろその音の端々にこそ、当時のバンドの繊細な感情が漂う瞬間が感じられる。
- ライブバンドとして怖いものなしだった当時の勢いをパッケージした、1981年の6作目アルバム。リリースの数年前からライブでは披露され、ビートの骨格を押し出したようなアレンジがインパクト大の"ロックン・ロール・ショー"で幕を開ける本作は、フォークデュオ・古井戸の時代の楽曲を仲井戸麗市が改作した"Johnny Blue"、その仲井戸が歌う"チャンスは今夜"、忌野清志郎の原風景を感じさせる名バラード"多摩蘭坂"と、粒ぞろいの楽曲がそろった。制作にあたっては狭いリハーサルスタジオに16チャンネルのレコーダーを持ち込み、ライブのPAエンジニアが録音する手法がとられた。その結果生まれた音像はざらつきながらも重量感が高く、ロックバンドとしての存在感が全面に押し出されたものに。シングル曲は収録されておらず、全8曲というボリュームも潔い。バンドのコアな部分が浮かび上がったような、聴きごたえたっぷりの一作。
- アレンジャーに元ザ・モップスの星勝を迎え、米ブラスロックバンド、タワー・オブ・パワーが参加したオープニングトラックの"ファンからの贈りもの"や、"やさしさ"からも聴いて取れるように、フォークからロックへと踏み出していった1976年リリースのサードアルバム。事務所の移籍などにより、一時は廃盤の憂き目を見た不遇のアルバムだったが、後に熱心なファンの運動を受けて再発され、RCサクセションの名作の一枚に数えられるようになった。小林和生がリードヴォーカルを務めた"大きな春子ちゃん"や、忌野清志郎の胸が張り裂けそうな歌声に圧倒される"ヒッピーに捧ぐ"、バンドの叙情を代表する"甲州街道はもう秋なのさ"といった名曲を収録。さらに、時代を超えて多くの人に愛される"スローバラード"が、本作を特別な輝きで包み込んでいる。
- 2005年
- 2004年
- 1990年
- 1990年
- 1990年
- 1988年
アーティストプレイリスト
- 忌野清志郎率いるロックバンド。唯一無二の魅力を放つ楽曲の数々を堪能しよう。
- 熱いエモーションと繊細な歌心。バンドの核心に迫る、奥深い魅力の楽曲たち。
ライブアルバム
- 2013年
- 1988年
ベストアルバム、その他
RCサクセションについて
KING OF ROCK、そしてKING OF LIVE。1980年代のRCサクセションはそうした称号を欲しいままにしながら日本のロックをけん引した。忌野清志郎(Vo)を中心に1969年に結成されたこのバンドは、初期のフォーク時代から優れた、そしてエポックな作品をリリースしてきたが、彼らが黄金期を迎えたのは1970年代後半、メンバーに仲井戸麗市(G)を迎え入れ、ロックバンドへと路線転換してからのことである。このころはザ・ローリング・ストーンズを意識したソウル、R&Bが基盤のロックサウンドと、詩情と批評性を内包した忌野による日本語詞が最高の融合を見せ、「トランジスタ・ラジオ」「雨あがりの夜空に」(いずれも1980年)などの名曲を多数発表。同時期には「スローバラード」(1976年)など初期の楽曲も再評価されるに至った。そして当時のRCはライブパフォーマンスのテンションが非常に高く、ステージ上で忌野が発する“愛し合ってるかい?”という呼びかけはロックファン同士の合言葉になるほど定着。そしてバンドは年末恒例の日本武道館公演をはじめ、最高のライブをいくつも展開したのである。そんな彼らも活動の後期においては忌野による社会性を帯びたメッセージソングが際立つようになり、そうした側面を洋楽の日本語カバーで表現したアルバム『COVERS』(1988年)はマスコミに大きく取り上げられるほどの話題作となる。ただしそれと前後してバンド自体は求心力を徐々に失い、1991年には活動休止に至ってしまった。しかしそれでも彼らの名曲と名演は作品として多数残り、日本のロックの黎明(れいめい)期にシーンを大いににぎわせたRCサクセションという存在はいまも語り草になっている。このバンドは間違いなく日本のロック史上に輝く“KING”なのだ。
- 出身地
- Japan
- 結成
- 1969年
- ジャンル
- ロック