R3HAB

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R3HABについて

オランダのEDMシーンの巨人、R3HAB(リハブ)は、ダンスフロアを揺らす確かなセンスの持ち主だ。そして彼は、フロアやフェスティバル会場を超えた場所にある可能性をつかむことに長けている。1986年にオランダのデンボスで生まれたR3HABことFadil El Ghouは、2010年代初頭のEDMブームが次第にダンスミュージックの要素を取り込んだポップムーブメントへと発展していく中で、その先頭に立って道を切り開いた。ハードウェルが運営するSlized Recordingsからリリースされた2008年のデビュー曲「Mrkrstft」などの初期作品の数々では、“ダーティ・ダッチ”ハウスならではのシンセリードを自由に操り、ブレイクのきっかけとなった2011年のアフロジャックとの共作「Prutataaa」では、ダーティ・ダッチの特徴を生かしたまま、よりパワフルな形へと変形させる。そして彼は、ハウスの強力レーベルSpinnin’ Recordsから、トランスのスタブやサイドチェインのエフェクトを骨太で激しく振動するドラムと融合させたサウンドを発表し、たちまちビッグルームハウスの立役者の一人となったのだ。2010年代後半は、ハードウェル、アフロジャック、スティーヴ・アオキ、さらにはデヴィッド・ゲッタといった、EDMシーンの重鎮たちとコラボレーションを重ね、R3HABはビッグテントの中心人物となった。しかし2017年のデビューアルバム『Trouble』では、ビートのテンポを落とし、R&Bのフィンガースナップ音とトロピカルな要素を取り入れた、ゴージャスで官能的な新しいサウンドをファンに届けた。その後も新しいサウンドを開拓し続け、2018年の「Whiplash」ではシンセポップのパワーバラード、2020年の「Bésame (I Need You)」ではレゲトンのリディムであるデンボウのグルーヴを披露した。中でも特に驚きなのは、ガットギターを用いて再構築された2018年の「All into Nothing」を筆頭とする、アコースティックバージョンの楽曲の数々だ。アコースティックのアレンジが施されたヒットシングルには、改めて彼のソングライティングの力量の高さががあらわになり、彼のカタログに欠かせないものとなった。R3HABのEDM作品は、大迫力の花火の演出とともに強烈なインパクトを与えたが、シンプルなサウンドプロダクションの作品は一本のキャンドルの揺らめく炎のようであり、彼の才能は変わらず輝きを放っている。

出身地
Breda, Netherlands
生年月日
1986年4月2日
ジャンル
ダンス

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アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ