Lil Durk
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Lil Durkについて

2010年代初期、Lil DurkことDurk Banksはシカゴドリル・シーンで奮闘する一介のラッパーだった。シカゴドリルとは、殺伐とした、ダイヤのごとく硬い響きを持つラップの一種で、シカゴのバイオレンスカルチャーと重なり合いながら、数々の魅力的なアンセムを仕立て上げた。ドリルやそれを取り巻くレーベルの熱狂は消えていったが、Durkは進化を続け、ストリートの魅力を損なうことなく、地元の人気者からメインストリームへと飛躍した数少ないラッパーの一人となった。

彼の楽曲は痛々しく、露骨で、それでいて不気味な美しさもある。「Die Slow」では犯罪予告を童謡を歌うかのように聴かせ、「Turn Myself In」ではオートチューンを使うことで、洗練されたサウンドにも弱々しさを漂わせ、苦悩の影を引き出す。Lil Durkはオブラートに包むことで物事を甘く見せたりはしない。だが、必要以上にひけらかしもしない。その音楽からは彼のセンスを感じ取れるだろう。

1992年にシカゴで生まれたDurkは10代でラップを始め、ミックステープ作品を通じて地元で人気を博し、2012年にはDef Jam Recordingsと契約を果たした。デビューアルバム『Remember My Name』を2015年にリリースし、次いで『Lil Durk 2X』を発表した。ドリルで名声を築き上げてきたが、予想外の幅広い音楽性を証明した。冷徹なまでのリアリティとオートチューンを使用したメロディアスなサウンドの間を器用に行き来し、「India」や「My Beyoncé」といったラブソングも、レーベルから命じられたようなそぶりを感じさせず見事にこなす。2018年にはDef Jamを去り、矢継ぎ早にミックステープをリリースしてインディペンデントのアーティスト色をアピールする。その後Geffen Recordsと契約し、2020年に『Just Cause Y'all Waited 2』をリリースした。

  • 出身地
    Chicago, IL
  • 生年月日
    1992年10月19日

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