L'Arc〜en〜Ciel
L'Arc〜en〜Ciel

L'Arc〜en〜Ciel

L'Arc〜en〜Cielについて

ロックバンドの“かっこよさ”を圧倒的なレベルで表現できる存在。どんな世代の人がテレビで彼らを見ても、さまざまな趣向の人がその曲を聴いても、L’Arc~en~Cielは常にオリジナルな輝きを放つ。

長きにわたって活動を続ける中で、ラルクは活躍の場を国外にまで広げてきた。日本でのブレイクポイントは1990年代の後半、「虹」や「winter fall」、さらに「HONEY」「花葬」といったシングルチューンが破格のヒットを記録した時点だろう。その一方でバンドは海外に向けての作品リリースやライブも実現させ、アジア圏や欧米においても人気を博すこととなった。特にバンド名が意味する「虹」の言語国であるフランスでは大規模なライブを行うほどの高い支持を得ており、2012年にはニューヨークのマディソンスクエアガーデンで日本人アーティストとして初の単独公演を成功させた。

彼らが海を越えてまでポピュラーな存在になったのは、ルックスや個性の魅力もありながら、やはり最大の要因は楽曲のクオリティの高さだ。もともとは1980年代のニューウェイブやポストパンクといった洋楽ロックをルーツとするメンバーが多く、1991年の結成後には当時のグランジやオルタナティブロックを取り入れるなど、その時代の刺激的なサウンドを貪欲に吸収してきた。また、ボーカルのhydeが手掛ける歌詞は、ダークで耽美的、そして繊細で奥深い。1994年のメジャーデビュー以降はそうした世界観をキープしながら、多くのリスナーを引き込むためのフックやアイデアを反映させて、ポップに仕上げる手法を追求してきた。加えて全員が作曲を手掛け、多様な方向性のアプローチにつなげている点も、このバンドの大きな特徴の一部だ。ロック的なエッジの効いた表現を盛り込みつつも、どこか親しみやすさを覚えるナンバー。2004年のヒットシングル『READY STEADY GO』などは、その最たるものだろう。

一時期は大規模な野外コンサートやドームツアーを敢行するなどの快進撃を繰り広げたが、キャリアの途中からはメンバー個々がソロでの活動の場を持つようになるなど、バンドとしての活動ペースやあり方は変わっていった。それでも4人がベストな作品とライブを実現させるためにパワーを注ぎ込む姿勢は変わっていない。日本の音楽史上まれに見る成功を手にしたバンドは、そこに安住することなく、クールなロックを鳴らし続けるのだ。

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