映画のタイトルに由来する長いバンド名と共に、一度聴けば忘れられない衝撃的なサウンドでリスナーにその個性を印象付けるロックバンド、Fear, and Loathing in Las Vegas。2008年に結成し、2010年にアルバム『Dance & Scream』でメジャーデビューを果たす。メタルコアやスクリーモなどのラウドミュージックの要素と、エレクトロハウス、ダブステップなどのEDMの要素を巧みに融合させたサウンドで人気を獲得した。けたたましいシーケンスを鳴らしながらも、バンドの生々しい躍動感を伝えるグルーヴ。そして分厚い音の壁さえも突破するSo（Vo）のリードボーカルと、激しいステージアクションとともに繰り出されるMinami（Vo/Key）のスクリームがコントラストを描く。そのキャッチーな楽曲の数々は、国内シーンのみならず早い時期から海外リスナーからも注目された。2019年初頭にはKei（B）が急逝するという苦難に見舞われたが、後にTetsuya（B）が加入し、通算6作目のアルバム『HYPERTOUGHNESS』を発表。不屈のスピリットを胸に活動を続けている。