ニューミュージックの時代を代表するグループ、アリス。「冬の稲妻」（1977年）、「ジョニーの子守唄」「チャンピオン」（いずれも1978年）などは彼らの全盛期におけるヒット曲で、メンバーの谷村新司（Vo/G）、堀内孝雄（Vo/G）、矢沢透（Dr）はミュージシャンとしての技量も各々の個性も光り、まさに最高のトライアングルを形成していた。コンサート活動も精力的で、『栄光への脱出 - アリス武道館ライヴ』（1978年）などのライブ作品も多く残している。3人は1981年に解散し、それぞれの道を歩むことになったものの、その後に実現した数回の再結成ライブには、当時を知るファンも知らない世代も詰めかけている。