RCサクセション

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RCサクセションについて

KING OF ROCK、そしてKING OF LIVE。1980年代のRCサクセションはそうした称号を欲しいままにしながら日本のロックをけん引した。忌野清志郎(Vo)を中心に1969年に結成されたこのバンドは、初期のフォーク時代から優れた、そしてエポックな作品をリリースしてきたが、彼らが黄金期を迎えたのは1970年代後半、メンバーに仲井戸麗市(G)を迎え入れ、ロックバンドへと路線転換してからのことである。このころはザ・ローリング・ストーンズを意識したソウル、R&Bが基盤のロックサウンドと、詩情と批評性を内包した忌野による日本語詞が最高の融合を見せ、「トランジスタ・ラジオ」「雨あがりの夜空に」(いずれも1980年)などの名曲を多数発表。同時期には「スローバラード」(1976年)など初期の楽曲も再評価されるに至った。そして当時のRCはライブパフォーマンスのテンションが非常に高く、ステージ上で忌野が発する“愛し合ってるかい?”という呼びかけはロックファン同士の合言葉になるほど定着。そしてバンドは年末恒例の日本武道館公演をはじめ、最高のライブをいくつも展開したのである。そんな彼らも活動の後期においては忌野による社会性を帯びたメッセージソングが際立つようになり、そうした側面を洋楽の日本語カバーで表現したアルバム『COVERS』(1988年)はマスコミに大きく取り上げられるほどの話題作となる。ただしそれと前後してバンド自体は求心力を徐々に失い、1991年には活動休止に至ってしまった。しかしそれでも彼らの名曲と名演は作品として多数残り、日本のロックの黎明(れいめい)期にシーンを大いににぎわせたRCサクセションという存在はいまも語り草になっている。このバンドは間違いなく日本のロック史上に輝く“KING”なのだ。

出身地
Japan
結成
1969年
ジャンル
ロック

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