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- 2025年7月26日
- 12曲
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンについて
際立って強力な創造性を発揮した作曲家として音楽史にその名を刻むルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、1770年にテノール歌手の父親の下、ドイツのボンで生まれた。幼いころ、ピアニスト/即興演奏家としての並外れた才能で、貴族をはじめとするふるさとの聴衆を驚愕(きょうがく)させたベートーヴェンは、プロフェッショナルとしてのより大きなチャンスにあふれているウィーンに引かれるようになる。そして1792年にはこの憧れの地に居を構え、ハイドンらに師事した後、ピアニスト/作曲家として自立した。ベートーヴェンは卓越した演奏技術、そして深い情感とエネルギッシュなリズムを兼ね備えた楽曲で、すぐにその名をヨーロッパ中に轟(とどろ)かせる。1804年には九つの交響曲のうちの第3番『Eroica(英雄)』を完成させ、交響曲というジャンルの枠を一気に拡大した。そしてベートーヴェンはその後10年の間に、さらなる五つの交響曲と、『Piano Concerto No. 5 “Emperor”(皇帝)』『Triple Concerto(三重協奏曲)』『Violin Concerto』を含む四つの協奏曲、そして完成までにおよそ10年の年月を費やした唯一のオペラ『Fidelio(フィデリオ)』を書き上げ、他にもオーケストラや室内楽、ソロピアノのための楽曲などを多く作曲した。やがて聴力が落ちたことでピアニストとしての活動は不可能になったが、それでも作曲はできることに気が付いた彼は、1827年に亡くなるまで、さらにいくつもの名曲を書いている。その中には“第九”こと『Symphony No. 9』、合唱とオーケストラのための壮大な作品『Missa Solemnis, Op. 123(ミサ・ソレムニス)』、そして、弦楽四重奏曲の第12番から第16番、ピアノソナタの第27番から第32番といった歴史的名作も含まれている。
- 出身地
- Bonn, Germany
- 生年月日
- 1770年
- ジャンル
- クラシック