カナダ出身のポップシンガー／ソングライターのダニエル・パウターは、2005年の大ヒット曲「Bad Day」で世界中が必要としていた元気を与えてくれた。・パウターは幼少期にバイオリンを始めたが、いじめっ子たちにバイオリンを壊されてしまい、10歳でピアノに転向した。・大学でピアノを学んでいたころ、失読症という読み書きの障がいに苦しんでいた彼は楽譜を読むのに苦労した。20歳で退学すると、作曲を始め、小さなクラブで演奏を始めた。・デビューアルバム『I’m Your Betty』は2000年にリリースされた。・ 2005年のセルフタイトルのセカンドアルバム『Daniel Powter』をリリースするために、彼はワーナー・ブラザーズと契約した。アルバムには、 2002年にレコーディングしていたリードシングル「Bad Day」が収録された。「Bad Day」はコカコーラ社のヨーロッパにおける広告キャンペーンに起用され、大きな注目を浴びた。同曲はテレビ番組『アメリカン・アイドル』シーズン5にもフィーチャーされた。・口ずさみやすいメロディと共感しやすい歌詞で、「Bad Day」は世界各国のチャートでトップ10入りを果たした。アメリカでは首位を獲得してトリプル・プラチナ認定され、イギリスでは2位を記録した。シングルの勢いに乗って、アルバム『Daniel Powter』はアメリカのチャートでトップ10入りを果たした。・ブレイク後のパウターは、『Under the Radar』（2008）、『ターン・オン・ザ・ライツ』（2012）、『Giants』（2018）という3作のアルバムを発表している。