カーペンターズ
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カーペンターズ

カーペンターズについて

1970年代に、カーペンターズほどソフトロックの無垢なサウンドとセンチメンタルな感性を体現したアーティストはいないだろう。リチャード・カーペンターによる念入りなアレンジと演奏、そこに妹カレンの甘美な歌声が加わることで、オーケストラが柔らかに響く1970年の「遥かなる影」と「愛のプレリュード」をはじめ、数々のヒット曲を生み出した。

コネチカット生まれのカーペンター兄妹は早くから音楽の才能を見せ、8歳でピアノを弾き始めたリチャードと、ドラムが得意なカレンは、共に大学で音楽を学ぶようになった。2人は間もなくプロのミュージシャンになり、1969年にカーペンターズとしてデビュー。そのデビュー作に収録されたビートルズの「涙の乗車券」のカバーのように、カレンの豊かなアルトの低音ボーカルを際立たせる曲が以後数多く作られることになる。その後、リチャードとカレンは「オール・アイ・キャン・ドゥ」のようなジャズや、「Top of the World」のカントリー、「星空に愛を(コーリング・オキュパンツ)」のスペースポップなどにインスピレーションを受けながら、自らの技に磨きをかけていった。

2人のキャリアは1983年にカレンが拒食症による合併症で亡くなったことで突如終わりを迎えたものの、カーペンターズが残した楽曲へのリスペクトは、時が経つにつれてますます高まっている。意外なことに、若い世代のオルタナティブロックバンドが彼らの音楽に魅了され、そのメランコリックなテーマに共感したのだ。1994年にはソニック・ユース、Matthew Sweet、シェリル・クロウらが参加しカバーしたトリビュートアルバム『If I Were a Carpenter』がリリースされたり、「メリー・クリスマス・ダーリン」は切ないクリスマスソングの代表曲として今も愛され続けている。

  • 出身地
    Downey, CA
  • 結成
    1968

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