エベーヌ四重奏団

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エベーヌ四重奏団について

ともすると古臭いと思われがちな弦楽四重奏のイメージを変える新しいタイプのアンサンブルの一つであるエベーヌ四重奏団は、ベートーヴェン、ブラームス、シューベルトを演奏するのと同じように、クラシックではないジャンルの楽曲においても、説得力と意外な発見に満ちたパフォーマンスを披露している。1999年にブローニュ゠ビヤンクール地方音楽院の4人の学生によって結成されたこのカルテットは、クラシックの楽曲に対する新鮮なアプローチで早くから高い評価を得ていたが、やがて、現代の聴衆に新たな刺激を与えたいという思いを強めていった。ラヴェル、ドビュッシー、フォーレの弦楽四重奏曲に対して知性的にアプローチしながらも官能的に奏でた2008年のアルバムや、世界ツアーでのコンサートでベートーヴェンのすべての弦楽四重奏曲をライブ録音した画期的なアルバム『Beethoven Around the World: The Complete String Quartets』が証明している通り、純粋なクラシック音楽の演奏におけるエベーヌの業績は申し分ない。一方、このカルテットのワイルドな側面を感じたい場合は、ポップ、ロック、ジャズなどの名曲を取り上げたアルバム『Fiction』(2010年)を聴いてみるといいだろう。冒頭を飾る「Misirlou」(映画『パルプ・フィクション』でおなじみのサーフロック)は、楽曲の知られざる魅力を抽出しながら弦楽四重奏の可能性を拡大する、意欲的かつ画期的なトラックとなっている。

出身地
Boulogne-Billancourt, France
結成
1999年
ジャンル
クラシック

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