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2011年リリースの通算5作目のアルバム。まるでチャントのようなコーラスから始まるシングル曲"アンサイズニア"、そしてスケール感の大きい展開でリスナーを巻き込む"C.h.a.o.s.m.y.t.h."や"Let’s take it someday"のように、動員数が増加の一途をたどるライブを見据えてと思われる楽曲が収められている。重量感と繊細な情緒表現を両立させる音像は、ロック史上の名マスタリング・エンジニア、Ted Jensenとメンバーの共同作業によるもの。豪快なロックチューンのみならず、"Mr.現代Speaker"や"世間知らずの宇宙飛行士"では、巧みにテクノロジーを取り入れてサウンドスケープのバリエーションを増やしており、音源作品として新しい一面をのぞかせている。