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![ムター・プレイズ・ジョン・ウィリアムズ](/assets/artwork/1x1.gif)
ジョン・ウィリアムズがアンネ=ゾフィー・ムターのために作曲したこのバイオリン協奏曲は、彼の最も洗練された、そして間違いなくこれまでの最高傑作と言えるだろう。このアルバムリリースの数年前から2人は共同で音楽活動を行い、その友情の結晶である『バイオリン協奏曲第2番』には、強い気持ちが込められている。彼の映画音楽がもつパワフルな大曲を期待することなく、ぜひ作曲技法や野心に感嘆してほしい。4つの楽章で構成され、特にフィナーレが印象的なこの作品は、ムターの長所とジャズへの愛、そして驚異的なテクニックと音楽性が存分に発揮されている。サントラからの小品が心地よく、そして親しみやすいボーナストラックの役割を果たしているのもうれしい。