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数多くあるラップメタル/ミクスチャーロックバンドの中でも、その闘争心と反権力主義で群を抜くレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのサードアルバム。前作「Evil Empire」から3年、全米初登場1位を記録し、"Calm Like a Bomb" が『マトリックス リローデッド』のエンディングテーマに抜擢されるなど、フックのある楽曲からもキャッチーな印象を受けるが、だからといって彼らの怒りが収まろうわけもない。"Sleep Now In the Fire" と "Testify" のミュージックビデオにドキュメンタリー映画作家マイケル・ムーアを起用し、"Voice of the Voiceless" では囚われの活動家であるムミア・アブ=ジャマールの解放を訴える。Zach de la Rocha のアジテーションラップ、トム・モレロの硬質なギターワーク、その音楽性だけでなく政治性も研ぎ澄まされた一作。