「『Starcatcher』でやりたかったことの一つは、リアルタイムでの音楽制作を形にすることだったから、アルバムで聴ける大半は2、3テイク目のものなんだ」と、グレタ・ヴァン・フリートのベーシスト、サム・キスカはApple Musicに語る。ミシガン出身の彼らは、3作目となる今作にこれまでよりオーガニックな感覚があるのは大物プロデューサーのDave Cobb(スラッシュ、Jason Isbell、クリス・ステイプルトンを手掛けた)の功績だと認める。「彼は一番リラックスした状態の僕たちを捉える方法を心得ていて、不意を突くといってもいいくらいで、アルバムのレコーディングなんかしてないって錯覚させられてしまうんだ。一日中働いた後にみんなでディナーに出掛けて、それから少しワインを飲んで、またスタジオに戻ると、僕たちはすっかりリラックスして、新しいアイデアがどんどん出てきて、それを臨機応変にやっていくだけなんだ」 グレタ・ヴァン・フリートは10年以上活動を続けてきたが、彼らは自らのルーツを忘れずに、謙虚な姿勢を貫いてきた。「僕たちは長い間一緒にバンドをやってきた」とドラマーのダニー・ワグナーは言う。「最初にリリースした曲を初めて耳にしたのはラジオだった。当時はまだストリーミングがそんなに広まってなかったから。メンバー同士固定電話でつながって、話をしていたんだけど、自分たちの曲がラジオで流れ始めると、黙り込んでしまった。ただ曲に耳を傾けて、(それから言うんだ)『よし、よかったな。じゃあまた明日』って」
ビデオエクストラ
- Greta Van Fleet
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