Ruby

Ruby

2016年、Jennie Kim(本名)はK-PopグループBLACKPINKのメンバーJENNIEとしてデビューし、2年後には小気味いいソロシングル第1弾「SOLO」をリリースした。そして彼女は2025年のこのソロデビューアルバム『Ruby』で初めて、音楽を介して自分を深く見つめ直せた。「今回のソロアルバムで一番大きかったのは、自分とじっくり向き合えたことです」と、JENNIE本人もApple MusicのZane Loweに語る。「自分という人間、そして自分らしさを深く掘り起こすきっかけになりました」 英語の歌詞をメインに15曲を収録したこのアルバムは、JENNIEがYG Entertainmentから独立し、独自のレーベルOdd Atelierからリリースした最初の作品だ。そして同時にソロシンガー、ソロラッパーとしての音楽的アイデンティティを明確に打ち出した作品でもある。タイトルの『Ruby』は、子どもの頃にニュージーランドに語学留学した際に作り上げた別人格“Jennie Ruby Jane”にちなんでいる。「当時は11歳で、自分の分身を作りたいなとずっと思っていました」と彼女は言う。「“Jennie”はなんとなくしっくりこなくて、『もっと長い名前がいいな』という感じでした」 その 分身は大人になっても引き継がれ、アルバム『Ruby』でそれがアーティストとしての表現手法となった。ヒップホップ色の濃い、威勢のいいラップを披露する「like JENNIE」「ExtraL」「Damn Right」から、胸の内を打ちあける「F.T.S.」「twin」「start a war」まで、JENNIEは名声や愛する人を守りたいという気持ち、そして自分に正直でいることなどを素直に歌う。また、「Damn Right」にはChildish Gambinoとカリ・ウチスを迎え、「ExtraL」ではDoechiiが参加、「Love Hangover」にドミニク・ファイク、そして「Intro : JANE」でFKJと共演、さらに「Handlebars」でDua Lipaが歌声を聴かせるなど、新旧問わず欧米の個性的なミュージシャンの助けも借りている。「もう恐れることなく限界に挑戦できるようになりました」と、アルバム制作過程での学びについてJENNIEは語る。「自分の価値を理解できたことが一番大きな収穫です」

その他のバージョン

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ