入門編的な13曲としてサブスクリプション配信サービス向けに作成されたアルバムで、2015年12月に行われた幕張メッセ公演のセットリストからセレクトされているが、ベストというにはややひねりのある選曲になっている。同年公開の野田洋次郎が主演した映画の主題歌"ピクニック"、ファンにとってはおなじみの"有心論"に加え、”DADA"、"君と羊と青"といった2011年発表の6枚目のオリジナル作「絶体絶命」から5曲が選ばれているのが特徴的で、その構成からは命や生というテーマ性もうかがえる。盛り上がりもありながら、彼らが表現し続けるシリアスな世界観も同時に体感できるだろう。