Peace

Peace

日本ジャズ界を代表するトロンボーン奏者/作曲家による、ニューヨーク録音の1998年リリース作品。中川英二郎が、アメリカのジャズ界におけるスタープレイヤー、トランペットのランディ・ブレッカーとテナーサックスのマイケル・ブレッカーをゲストに迎えて、“一番やりたかったジャズの表現方法”で完成させた。Andy Erzin(P)、ジェームス・ジーナス(B)、Rodney Holmes(Dr)のリズムセクションに、楽曲によっては吉田 次郎(G)も参加、また吉田はアルバムの音楽監督も務めている。アルバムは、ブレッカー兄弟と中川のアンサンブルによってモダンにアップデートされたウェイン・ショーターの名曲「Footprints」で幕を開ける。吉田のオリジナル曲「Hittin' the Spot」では、吉田自身がロックなギターソロを披露。「Latitude 22' South」は、中川とランディのグルーヴィなソロと、ジェームス・ジーナスのエレクトリックベースソロが楽しめるニューヨークラテンの香りが漂う楽曲。中川のオリジナル曲「Quiet Moon」では、中川のトロンボーンとマイケルのテナーサックスがバトルする。ラストのスタンダード曲「Softly as in a Morning Sunrise」では、Marlon Sandersのボーカルとポエトリーリーディングをフィーチャーするなど、聴きどころが満載。スタンダードからオリジナルまで、一曲ごとにさまざまなアイデアが詰まった充実の一作。

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