素晴らしい世界

素晴らしい世界

デビュー20周年という記念すべき年に届けるフルアルバム。ここに至るまでの2年ほど、世界は新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受け、森山もまたそのウイルスに冒され生死をさまよったという。その時に見た深い闇と、闇を抜けて見た世界の美しさ、そしてその時感じた命の尊さを、彼は歌に写し取った。闇の中で感じたことを歌う「素晴らしい世界」はまるで賛美歌のように厳かで心を打つ。重厚なテーマを掲げながら、「すぐそこにNEW DAYS」といった軽快な曲には彼らしいユーモアも込められている。やるせない日々をつづる「最悪な春」から、自身の代表作「さくら」のリテイクバージョンへと続く流れは、ウイルスのまん延によって経験を制限されてしまった若者たちへのエールとして優しく響く。生活する一人であり、そして表現者である森山直太朗の人生を注ぎ込んだ渾身(こんしん)のアルバム。人間とは何か、という命題と向き合ってきた彼だからこそ歌える歌が詰まっている。

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