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90年代のテクノシーンから登場し、ダンスミュージックにとらわれない孤高の音楽世界と独創的な音色やリズムアプローチが時代を超えて高く評価されている電子音楽家、レイ ハラカミ。2011年に40歳で急逝した彼の最後のオリジナルアルバム。2001年のアルバム『Red Curb』発表後、くるり「ばらの花」のリミックスやUA「閃光」のプロデュース、矢野顕子とのユニット、yanokamiでの活動を行いながら、4年のインターバルを経てリリースされた。その楽曲は彼のサウンドの代名詞であるRolandのMIDI音源、SC-88Proに見出した無限の可能性を追求。自身が初めてボーカルを担当した細野晴臣のカバー「Owari No Kisetsu」が象徴するように、高域が丸くクリアで深みのある音色と自由度の高いリズム、ドリーミーな残響が印象的なその楽曲には、普遍的な歌心が宿っている。