1960年代にインパルス!レコードがジョン・コルトレーンの名を広めようと、ジョニー・ハートマンとのコラボレーションを実現。感情的なレスポンスを誘うハートマンの深いバリトンがコルトレーンのテナーサックスの音色と素晴らしくマッチする、このアルバムのハイライトとして必ず挙げられるのは、Billy Strayhornの"Lush Life"だ。20世紀を代表する名曲を、コルトレーンとハートマンが絶妙なタッチで演奏する印象的なトラックとなっている。さらに"They Say It's Wonderful"や"My One and Only Love"では、独自のフィーリングで曲をアレンジし、実力を見せつけている。フランク・シナトラの豪華なオーケストラバージョンよりもシンプルでクールなアレンジで、そのスタイルと表現力は決してオリジナルに引けを取らないと言えよう。
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