サックス奏者のSteve Mackayを新メンバーに迎えて制作された、強烈なエネルギーに満ちたセカンドアルバム。当時のザ・ストゥージスは、シンガーのイギー・ポップがステージ上で流血するなど過激なライブを行っており、プロデュースを務めたDon Gallucci(ザ・キングスメン)は、そのすさまじさを可能な限りレコーディングスタジオで捉えるため、通常のライブに近い形で演奏させ、ひたすら録音していくという手法をとる。「1970」をダムドがカバーするなど、前作同様にパンクの原型として高く評価されており、ジャック・ホワイトをはじめ、数多くの後続アーティストがフェイバリットに挙げ、本作から受けた巨大な影響について公言している。アップテンポのナンバーだけでなく、ヘヴィでサイケデリックな「Dirt」や、アバンギャルドな「L.A. Blues」なども聴き応え十分。
- 1969年
- 2007年
- 2005年
他のおすすめ
- Iggy & The Stooges
- Minor Threat