Eternal Heaven

ヘンデルの音楽のとりわけ幻想的でスピリチュアルな側面を探求する本作『Eternal Heaven』は、自由と光輝と崇高さにあふれている。このリサイタルは、ヘンデルの英語による12のオラトリオからセレクトされたアリアで構成されており、メゾソプラノのLea DesandreとカウンターテナーのIestyn Daviesのデュオによる「Eternal Source of Light Divine」の精妙な歌唱で幕を開ける。Daviesの滑らかでつややかな歌声による『Saul』の「Oh Lord, Whose Mercies Numberless」(トラック9)や情熱がほとばしる『Semele』の「Hence, Iris, Hence Away」(トラック14)なども印象的だ。そして、アルバムの中で最も深遠なひと時を描き出すのはヘンデル後期のオラトリオ『Theodora』からの楽曲だろう。それらのうち「Thither Let Our Hearts Aspire!」は、ヘンデルの最も魅惑的で、美しいひらめきに満ちたアリアの一つであり、DesandreとDaviesはこの名曲にふさわしいパフォーマンスを披露している。

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